テレビの視聴者の方や、鑑定にこられたお客様から、よくこんな質問をいただきます。
風水って、西に黄色のものを置くとお金が入る秘術?
あるいは
風水って、写真をベッドルームに飾ったり、ピンクの洋服やカーテンで恋人をゲットする中国のマジック?
いえいえ、そんな「卑小なご利益」を叶えるのが本来の風水ではありません。
風水はその昔、「地理風水」または単に「地理」と呼ばれており、原点は山の形(山龍)や川の流れ(水龍)を読んで良いエネルギーが滞留する「吉相の地」を求める、地相術でした。
具体的には、大地のパワーが強い場所に
お墓を作る。 ---→ 子孫が繁栄する。
家を建てる。 ---→ 名誉や富を得る。
町や都を作る。---→ 千年も栄える都となる。
という様な感じですね。
ひとことで言うと・・・
風水とは、地球のエネルギーを取り入れて幸せな生活に役立てる古人の智恵だったんです。
風水が生み出された3000年も昔なら、今のようにたくさんの建物やビルはなく、ましてや建築規制などもなかった時代です。風水で言う「地球のエネルギーを取り入れやすい場所」が見つかれば、自由に家を建てることができました。でも、今はちょっと無理がありますよね。
それでは、この現在、どうやってこの風水を活用したら良いのでしょうか?
細々としたノウハウはあるんですが、大ざっぱに言えば次の3点が効果的です。
1.良い家相、良い風水の家を建てる。
2.家に流れる「気」のエネルギーを良い形でコントロールする。
3.皆さんにとって良い方位=吉方に動く
1の家相、2の風水改善は後で述べるとして、まず手っ取り早く開運できる3の吉方に動く「風水トラベル」からお話しましょう。
私が提唱する「風水トラベル」とは、文字通り旅に出て良い風水エネルギーをゲットすること。
具体的には・・・
① 吉方に旅に出る
② 神社や仏閣で参拝する
③ その土地で採れたものを食べる
④ 温泉に入る
⑤ その土地の地下水を持ち帰り家で飲む
地下水が無理なら水道水でも、OK
たったこれだけの事で、あなたは「ラッキーパワー」をゲットできるんです!
風水的な良い方角=吉方は、毎月毎月変わります。
毎月の吉方は、本サイトの「今月の吉方」をご覧下さい。
さて、今月の吉方は「北東」だとか「南西」だとかわかったとしましょう。
でも、その次には、「自分の家から見て北東って具体的にどこなの?」っていう問題が出てきます。
この方位の取り方、実は流派によって違います。
1.東西南北を含めた八方位が、45度平均か30度/60度か?
2.「北」が、磁石の北か地図上の「真北」か?
私は、実際に私が動いたり鑑定させていただいた弟子やお客様の実践データをもとにして、風水の吉方で動く場合は
真北の「北」と30度/60度をベースとした方位を使っています。
あ、ちょっと専門的で、解りにくかったですよね。
要するに、右図のような東西南北が狭い「変形方位」を地図上の北に合わせた地図を使っているという事です。
この地図は、私が住む札幌を中心に見ています。